日本水産学会としてのorcid利用イメージ


#1

永井様,宮入様

お世話になっております。日本水産学会事務局の寺島です。
5月26日の検討会に参加させていただきました。

まだ,理事会にも相談できていないのですが,日本水産学会としてはどのようにORCIDを使えたら良いかを整理してみました。
日本水産学会ORCID仕様に関する要望書 (PowerPoint)
現時点では,コンソーシアムの案というよりは,日本水産学会で利用する場合を想定して私の独断で案を出していますこと,念のためにお断りしておきます。
検討会の今後の議論のご参考にしていただくとともに,理事会を説得するにあたって有効なアイデアやご意見などを皆様からいただければ幸いです。

私がORCIDに興味を持つ理由は,特に,これからの学会を支える若手研究者に,余計な手間暇をかけさせずに業績を信頼できる形で公開し,将来につながるチャンスをより多く得られるような環境を提供したいのがひとつ。
そして,会員管理にまつわる事務作業負担が減らせるのであれば,ぜひ利用したいというのが二つ目の動機です。

理事会への説得要件は,
費用とセキュリティ
この二点がポイントだと考えております。

セキュリティは,情報公開のコントロールは個人ベースであることと,
レジストリに保存された個人データは,セーフハーバー原則に基づいて管理されているため,ORCIDのシステム自体に心配はない,という説明でよろしいでしょうか。
むしろ,そのデータを会員管理等に学会が利用するとしたら,注意点とその対策として取らなければならない事項があるでしょうか。
ご存知でしたら,ご教示下さい。
よろしくお願いいたします

公益社団法人日本水産学会
事務局 編集担当
寺島優美


#2

@JSFSeditorial 寺島さま、ご投稿ありがとうございました。
各学協会でのご検討にあたっては、それぞれのご事情がおありだと思いますので、こうした資料をそれぞれ作成いただくお手間をおかけすることになりますが、このようにシェアしていただけることで、他の学協会の皆さまにお役立ていただけることと思います。

研究者のデータ入力や書類準備の負担を減らし、信頼のあるデータを蓄積すること、また、同時に学協会側の事務負担を低減すること、いずれもORCID導入の大きなメリットであると思います。

セキュリティについてのご質問ですが、ご理解いただいたとおりです。
研究者本人が公開・非公開のセキュリティ設定を行うということと、そもそもORCIDにはすでに出版時に公開される以上の情報(著者名、メールアドレス、所属機関、略歴など)を入力できません。
学協会の会員管理システムでは、それ以上の個人情報(例えば生年月日や、ご自宅住所、電話番号など)を保存されていると思いますが、そういった情報はORCID側には対応するフィールドがありません。
例えば略歴情報のフィールドはフリーテキストなので、なんでも入力できてしまいますが、何を入力するかはあくまでも研究者自身と、研究者から許諾をもらってデータをアップするメンバー機関の責任で行うことになります。

また、データをORCID側からダウンロードして内部システムに利用される場合、ORCID上で限定アクセスとなっている情報については、お取り扱いに注意が必要かと思います。
ORCID上で公開・非公開かに関わらず、ORCIDからダウンロードした情報については、学会内のみでの利用とする、あるいは学会側のシステムでも公開・非公開のタグを付けて区別するなど、なんらかのポリシーが必要になると思います。

宮入